『神様のカルテ』
お久しぶりです、ゆんです。
とっくに年が明けて、もう2021年ですね。
今日は神様のカルテについて書こうと思います。
ただの思い出話と読書感想文になりそうだけど(笑)
お時間ある方はおつきあいください◎
出会いと気づき(思い出話なので飛ばしてもらって大丈夫です笑)
私がこの作品と出会ったのは中学生の頃、
映画『神様のカルテ』でした。
"櫻井くんが主演だから"
理由はそれだけでした。
中学生の私は文庫版を買って、たしか公開前に読んだ気がします(私はどうしようもなく記憶力が無いです)。そして映画館で映画を見ました。
良いお話だなぁって思った気がします(私はどうしようもなく記憶力がないのです)。
映画を見たときの1番最初の感想は覚えてないけど小説を読んだときの感想は明確に覚えています。
""難しくてよくわかんない""
これが、私の感想でした。恥ずかしながら、小説に書いてある言葉が難しすぎて全然頭に入ってきませんでした。だって主人公、難しい言葉ばかり使うんだもん(笑)
それから月日は流れて高校生の頃。
電車通学の時に読む本ないかなぁと思って自分の部屋の中探してました。
"あぁこれ…前難しくてよくわかんなかったなぁ…んー…読んでみるか"
そんな感じで読み直したんです。
そしたらね、あんなに難しくてよく分からなかったお話に、すごくのめり込んで、集中して、最後には泣いてました。
えぇ私どうしちゃったのって思いました。
だって私の中の記憶では難しくてよく分からないお話だったから。
でもその時読んだ本はそんなことなくて、なんだか胸がぎゅーーってして、あぁ好きだなぁって思ったんです。そこから私はこの作品が大好きになりました。
その頃は確か『神様のカルテ2』がもう出ていて、文庫版を買いました。
それから3、新章、0が出て、2は映画化もされて。
映画や小説でおすすめの作品を聞かれたとき、
自己紹介で好きなものを紹介するとき、
私は必ずこの作品を挙げます。
それくらい、私にとって大切で大好きな作品です。
って、前置きが長すぎました。ごめんなさい。
ここからは作品のお話をしますね。
映画
ずーーーっと苦しい。観ていて、なんだか苦しいんですよ。
こんなこと一番初めに書くことじゃないけど(笑)
でも、ほんとに苦しいんですよ、私この作品見てるとき。
イチさんはずっと悩んでる。
ずーっと、ずーっと、悩んでる。
イチさんはね、
どんな病気も治せるスーパードクターなんかじゃないんです。
だけど、患者さんに寄り添ってくれる。いつだって患者さんを一番に考えてくれる。
だからこそ、悩んでる。
蒼汰くんが、雑誌のインタビューの中で映画について
「映画は櫻井さんが一止の葛藤や苦難を丁寧に演じられているのが伝わってきて…」
って言ってたんですけど、まさにそうで。
そうなんだよね~~~~と返答してしまいました(笑)
イチさんは、悩みながら、迷いながら、それでも自分が思う最善を尽くしていて。
そしてイチさんは周りに支えられている。ハルに支えられている。でもハルはイチさんに支えられてると言う。この作品は、見ていてすごく苦しいけれど、皆が皆、誰かを思いやっていて、すごく心が温かくなる作品です。
私の好きなシーンは、玄関でイチさんが学士殿に話すところ。イチさんの葛藤がすごく伝わってきて、胸がぎゅーーってなるんです。あそこのイチさん@櫻井くんの話し方がもうぎゅーーーポイントすぎます(伝わらん)
あと、ハルと学士殿がイチさんについて話してるシーン、これは小説にはないシーンなんですけど
学士殿が、イチさんは昔はすっごく泣き虫で、みんなでからかっていたのに今じゃ立派なお医者さんって言うんですけど、それに対してのハルの言葉が私はなんだか無性に好きです。あぁハルはイチさんのこと、すっごく見てるしすっごく大切なんだなぁって伝わってくるんです。
ネタバレになっちゃうからすごいふわっと書いてますけどすでに見た人に伝わってたら嬉しいです。
そしてね、2もこれまた苦しい。医者ってなんだろう。家族って何だろう。夫婦って何だろう。そんなことを思ってしまう。まだ21歳のちんちくりんでも。
そしてイチさんはまた悩んでる。迷ってる。
でも悩んで迷ってるイチさんだから私は好きなのかもしれない。
完璧じゃないから。人間らしいから。
あぁまとまらない、なんかほんとに、胸がぎゅーーーってするんですけど、
それを言語化できる語彙力と頭がない。
悔しいなぁ、いつかこの気持ちを言語化したい…
小説
小説は、『神様のカルテ』『神様のカルテ2』『神様のカルテ3』『新章 神様のカルテ』
『神様のカルテ0』があります。
全部読んだし、全部大好きです。
私が一番好きなのは『神様のカルテ3』です。
でも、一番読み返すのは『神様のカルテ』です。
何で一番好きなものを一番読み返すわけじゃないかって言うと、
一番好きだけど一番苦しいからです。
一番苦しいから一番好きなのかな。
『神様のカルテ3』は、読んでいるときの感情として悔しさもあって。
すでに読んだ人はもしかしたら分かってくださるかも知れないんですけど、私は読んでて悔しくなったし、苦しくなった、でも、負けないぞって思ったんです。見返してやるぞって思ったんです。そんな簡単な言葉で表して良いのかわかんないけど私はそう思ったんです。そして、周りの人の温かさと優しさにまた、泣きました。
『神様のカルテ』は、特にイチさんの名前をお話するところが好きです。
映画でもこのシーンは好きなシーンのひとつだったな。
ドラマにもあったら良いなと思います。うん、多分あると思う。あるだろうな。
小説も、映画も、イチさんは迷ったり悩んだりしながら、それでも自分の中で答えを出していくんです。そこが、私はイチさんのすごいところだと思うし、イチさんの周りには優しくて、あったかい人たちがたくさんいます。
それは、イチさんが周りにそう接しているからだと思うし、周りの人のことをすごく大切にしているからだと思うんです。思いやりは巡り巡って返ってくるんです、自分に。
イチさんは使う言葉は難しいし、本ばっかり読んでるし、あんまり素直に言葉にしないけど、だけど、ハルはもちろん、周りの人を大切にしてる。
私はそういう人になりたいなあって思うから、イチさんのことが好きなのかも知れないですね。
イチさんとハルみたいな夫婦が、私の理想です。
あんなにいい奥さんになれる自信ないけど(笑)
そして、もうすぐ、蒼汰くんのイチさんが見られます。
正直、うれしさと一緒に不安もあるんです。
私は小説の中のイチさんとハルがすごく好きだし、
映画のイチさん@櫻井さんとハル@宮崎さんが大好きだから。
だから、どうなるのか、正直不安です。
大好きで、大切な作品だからこそね。
そして、きっとそういう人はたくさんいると思う。
そして、蒼汰くんは、そんなこと分かっていると思う。
その上で、イチさんを生きているんだと思う。
だから私は、しっかり見届けたいと思う。
『神様のカルテ』の小説、映画のファンとして、福士蒼汰のファンとして、
私は栗原一止として生きる蒼汰くんをしっかりこの目に焼き付ける。
小説も映画も大好きだし、ドラマ版も大好き!と言える日が来ると良いな。
蒼汰くんがイチさんを演じると知ってすぐ、あげようと思って書いたブログが下書きにいたので載っけます。内容は似たようなもんです(笑)
でもせっかく書いた文章だから、載せておきます。
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とにかく私は「神様のカルテ」が大好きなんです。
まぁきっかけはよくあるものですけどね。
好きな人の主演映画の原作だったから買ってみた。読んでみた。
でもその時の私は中1くらいで正直難しい言葉ばっかりでよくわからなくて。
だって主人公夏目漱石を敬愛してて難しい言葉使うんだもん(笑)
で、ずっと置いておいたわけですよ。
でも、高1くらいだったかなぁ?なんとなく読み返した見たら。
え、これすごく良いじゃんって思って。なんで中1の時の私気づかなかったの?え?って思って。
そこであぁ自分ももしかしたら気づかないうちに大人になってるのかもって思ったんですよね、生意気に(笑)
中1の時には気づけなかったこの本の素晴らしさを高1の私は気づけたってのが嬉しかったなぁ。それから、昔読んだ本を読み返すことが多くなって、もともと小説読むのは好きだったけどもっと好きになった気がする。
そんで、「神様のカルテ」の話。
ネタバレはしないのでまだ読んでない人もご安心を。
なんて言うのかなぁ、私は好きだってそれだけなんですけども。
なんかこう、でっかい何かがあるわけではないんですよ。
一止は別に何でも治せる凄腕医者じゃないし、
何かどでかい事件が起きるわけでもない。
でも、流れる日常の中で迷って悩んで、それでも何かを日々選択しながら支え合って生きていく人たちの物語だと私は思っています。
でもそれって多分私たちの日常と似ているんじゃないかなぁって思って。
一止は完璧な人じゃないけど、でもだからこそ良いって言うか、
うーーーーん、なんて言えば良いんだろう(笑)
まぁもうとにかく読んでみてください!!!ってことなんですけど。
私が一番好きなのは一止の名前のエピソードです。
ドラマでもあると良いなぁと密かに思っているところです。
正直、原作がほんとにほんとに大好きだからドラマ化して
どうなるのかなぁって思うところはある、正直ある。
でも、蒼汰くんはどんな一止をつくりあげるのかな、どう一止として生きるのかなっていうのがすごく気になるし、それを見届けたいなぁと思います。
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ドラマ『神様のカルテ』がたくさんの人に愛される作品になることを願って。
2021.01.21 ☺︎ゆん☺︎